FERRARI 412T2(1995年)ただいま制作中

Protar(1/24)

・概略
アレジが初優勝(そして最後)したマシンとして有名な412T2。予選ではたびたび1〜2列目につけ、スタートでトップに立っては後続の足止めをしたので(そしてピットストップで後退→トラブル→リタイア)なんとも目立っていた。

・状況
キットは、今はドイツレベル名義で発売されているプロターのもの。前年に出た「412T1B(ベルガーが優勝した車、これも好き)」のキットが、店頭で箱を開けた瞬間めまいで倒れそうになるほど形のおかしいものだっただけに、あきらめつつ見てみると「412T2に見えるじゃないか」。これならと思って買ってきたものの、よく見れば見るほどバランスが「全然違う」。

かくして、修正を重ねるうちにもはやキットを買った意味を問いたくなる状況に・・・。発売直後(1996年?)から気が向いたときに作ってるわけで、もう6〜7年か?


・2004年7月19日までの成果

代わり映えしない写真だね。
各パーツ並行でイジッていても進んだ気がしないので、ボディ・ウイング類のみ仕上げまで持ち込もうという勢いなのだけど、当然ながら「ヤスってパテ盛ってサフ吹いて」のエンドレス。
リアのコブも微妙に調整中。ある程度綺麗になったら各部のふくらみなんかを付けていく。


ノーズ裏。ここもリアデフューザーよろしく資料がなかったため平らのまま作ってたんだけど、自分で撮ってきた写真を見て丸みがあることが分かったのでそのように。


リアウイング。資料の関係も含め、中盤戦の中速コース仕様として作っているのでコンナカンジ。メインウイング、フラップの1枚はモチロンティレル021より。021から取るにしてはフラップが1枚足りなかったので、ロータス102Dのフラップを無理やり加工して形をそろえた。
翼端版とサイドウイングは自作。こいつはウイング・ボディ・ギアボックスの相関関係を合わせるのが難しい。

次の週ぐらいにはアラカタ片付けたいナァ。


・2004年7月3日までの成果

ついに模型モードか?作業再開、412T2。
もうカナリ出来ているはずだから各パーツを仕上げていけば完成が見えてくるだろう、と思っていたのだけど、箱から出して最新資料と見比べれば見比べるほど目が点に。
なんということか、リアディフューザー周りで致命的な間違いをしていたことに気が付いてしまったのだ。
しかし、リアサスの形状が許すイッパイイッパイのサイズで既に作られているので修正するとなると「リア全部やり直し」。残念ながらそれをやるほどのモチベーションはもうないので(完成しなくなるし)、デキルダケ近くなるように修正することに。
ドウ違ったかは明かさない(笑)

ボディは順調に表面仕上げと細かいディティーリング。ノーズ上面にパテが埋まってるのは、気づかないうちに穴が開いていたため。限界まで削っていたのでもろくなったようだ。
作業するたびにどこかにクラックが入るような厳しい状況。早く作ってしまわないと崩壊するんじゃないだろうか(笑)




ホイールの工作。まずおなじみティレル021のホイールを分解、下2ミリ程度の部分とホイールナット&軸を切り出す。これをキット付属のホイールと合体させるのだ。
これでBBSホイールをティレル021のタイヤにうまく取り付けることが出来るようになった。
って、コンナ工作載せてもダレも参考にナリャしないよな。




フロントウイングはパーツのエッジを薄くしたりしてほぼ完成。ほぼプラバン工作のリアはご覧の通り。ディフューザーの手直しをもう少しすればこの辺も終わりだ。


別に今日作ったわけではないけど。コンソールはスイッチを全て作り直した。出来上がったらホトンド見えない予定(笑)


・2003年9月2日までの成果

上面。元となったキットはモノコック〜リアにかけて中央部分が非常に太く、そのあおりを食うようにサイドポンツーン部分の面積が少なく、また全長がかなり短い(ちなみに、プロター・ドイツレベル共通の問題点でもある)ことも手伝ってミニカー然としたプロポーションになっていた。
今思えば「古いタメオキット」のようなデフォルメーション。この辺をスペック表や「F1 TV HANDBOOK 95」誌の上面写真等を参考に徹底してイジッた。
インダクションポッド、ノーズ、サイドポンツーンで4分割し、各パーツの問題点を修正したうえで新造したコックピットスペースを中心に1つにまとめるという、言葉にするとシステマチックな内容だが、実際にはかなりの時間を費やして試行錯誤。仕上げてはやり直しの繰り返しだったナァ。


当時の技術力の問題もあって左右対称にならなかったり、中心線がズレてたりで相当参った。でもここまでヤルと後戻りできないから、タメイキつきながらココまで来たのさ(笑) ちなみに「フェラーリ&マセラティ展」で詳細な資料を手にしてしまったのでここからじっくり修正するつもり(余計なもの見ちまったなぁ)。


フロントセクション。メインウイングはロータス120D(!)。サスペンションはティレルヤマハ021(ハセガワ1/24)より流用。


リアセクション。アンダーパネルは新規。リアサスもキットのギアボックスにティレルヤマハ021のリアサスを取り付けてある。割と形が似てるんだよね。

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