フットワーク・アロウズ・フォードFA−15

BBR(1/43)
・概要
日本がバブル経済に沸いた頃日本の運送会社、フットワークはアロウズチームを買収、日本チームとして91年より参戦した。しかし一転会社は資金難に陥り、94年には事実上のF1撤退を余儀なくされ、チームの経営権はもとのオーナーに戻り名称のみが残った。チームもフットワークからの資金が途絶え、前年までの無限エンジンも手放さざるをえず資金に苦しみながらの参戦となった。ドライバーは鈴木亜久里、デレック・ワーウィックに替え、今やアメリカCartシリーズでベテランドライバーとして活躍するクリスチャン・フィッツィパルディと、ジャンニ・モルビデリがドライブした。アラン・ジェンキンスがデザインしたこのマシンは、前々年マシンからモノコックはほとんど変わらず言ってしまえばFA13Cともいえるものだが、素性はいいのか資金不足にもかかわらず随所で光る走りを見せていた。

・説明
イタリアBBR社から発売された1/43ホワイトメタルキット。このマシンはとりもなおさずカラーリングが最も注目すべき部分。本当にかっこよいと思うのだが、F1ファンの間では不評だったと記憶している。



とにかく、このマシンが手元に欲しかった。ただ、まだまだメタルキットをきれいに仕上げる実力は無かったので苦労した覚えだけが残っている。基本的なメタルキット作成の手順のみで、改造等は一切していない。そうそう、この頃はまだキットが\5,000もしなかったので買いやすかったな。今じゃこの手のキットは\8000オーバーだし。


後姿。アンテナが曲がってるなぁ。メタルキット3作目かな。これはデカール処理が多いのでボディの磨きこみを熱心にやっていた。カラーリング自体はほとんどデカールが用意されているので特に苦は無かったな。


横から。カラーもさることながら、シャープなボディラインも素敵。結局翌年のFA16もほぼ同じ形の車を走らせていたから、92年から足掛け4年も改良型で引っ張ったという、今からすると信じがたい状況。それでも毎年光るレースが出来ていたのだから・・・F1って、難しくなったんだなぁ。


リターン inserted by FC2 system