Me163b

POPY(1/144)



・説明
ドイツの実験/計画兵器を1/144完成品でリリースしていたコレクションシリーズ・「架空戦記」よりおまけのMe163b(キット状態で封入)を2パターンで塗装してみた。
このシリーズは非常に出来がよく、特におまけのキットは技術の粋を集めたようなハイグレードなアイテムだっただけに、シリーズ休止が惜しまれる。
ついでに販売形態柄、もう入手不可に近いのも実に惜しまれる。




世界初のロケット戦闘機にして、大戦末期のドイツの空を守ったMe163bは、非力なロケットエンジンで空を飛ぶため徹底した軽量化を図った特殊な設計だが、それでもロケット燃焼時間は2分30秒程度、滞空時間5分弱という迎撃専門の機体だ。
しかしプロペラ機を倍近く上回る高速を生かした高速は絶対的なアドバンテージを持っていた。
モノはキットをストレートに組んでスプリッター迷彩で塗装したのみの素組。写真が既に実物の2倍なので荒が目立つな。


こちらはエセ秋水。秋水はドイツから極秘輸送したMe163bを元に設計した機体。本来完全な設計図面一式が届くはずだったが、輸送していた潜水艦が撃沈されてしまったため、別ルートから輸送したわずかな資料から再設計した経緯を持つ。
飛行可能な試作機が2機作られたところで終戦を迎えた。
コイツ自体はMe163bを試作機カラーで塗りなおしただけなんだけどね。


裏側。軽量化のために車輪さえ離陸時に捨てるという仕様のため、車輪は取り外し可能。着陸時は中央のスキッドで降りる(結局のところ胴体着陸)のだが、コレが非常に難しく飛んでいるときよりも損傷率が高かったとか。


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