2002年12月30日 (月)
モータースポーツのこと
BSでCART、MOTOGPの総集編が、CXでF1総集編が放送されたことで、ビデオを見ることに追われているKuWaが最近見たのが、
「F-1 GRAND PRIX 1990 SPECIAL 鈴木亜久里 F-1夢へのカウントダウン」
である。1年ぐらい前に貸してくれたくろすけ氏、この場を借りてお礼を申し上げます。2年ぐらい前に貸してくれたDVD「マトリックス」も今年中に見ようと思いますので。
内容は、89年にデビューした鈴木亜久里が、90年日本グランプリで3位表彰台を獲得するまでの半生を赤裸々につづったもの。 もう、赤裸々っちゅうぐらいだから、1度たりとも予備予選を突破することなく「金曜朝の男」と呼ばれた89年も1戦ずつ振り返ってくれるという驚きの内容。
えー、この頃F1に参戦しているチームは20チーム近くに上り、予選〜本選グリッド26台(だったかな)を満たす為に金曜日の朝8:00から、予備予選を行っていたのだ。出場枠5台を巡って10台ぐらいがしのぎを削り、突破できなければ金曜の午後には帰路に着くという涙の予備予選。
亜久里の所属したザクスピード・ヤマハは、シーズンにおいてチームメートが2回予選を通ったのみという、過酷な状況。 それは知っていたが、映像としてみるのは初めて(放送を見てたとして、予備予選は流れなかったろうが)だったので、予備予選さえまともに周回できない状況は哀れ。これは泣ける。 もっとも90年に移籍したラルースチームといえど、下位チームであるから厳しい状況には変わりないが、「本選を走れる」という亜久里の喜びは察するに余りある。
レーサー鈴木亜久里を久々に見て、懐かしい映像に歓喜し、表彰台にちょっと感動したものの、このあともう12年もたつのかと思うと、
「あー、佐藤琢磨は来年テストドライバーかぁ」
なんて、改めて思ってみたり。 |
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