S2G/WR(1/220)製作記

センチネル2ガンダム(1/220) WR編 Vol.5(最終回)
前回から1月半経ってるんですねぇ。
というわけで、完成記念にギャラリーに載らない小ネタを軽く更新。



翼がないほうがSFチック、というわけで取った状態。
スターブレードとかギャラクシアン3とかあの辺のバランスって気しません?


バンザイ翼モード。割と違和感無し。
エクスカリバー!ってカンジですね(オイ)。


組んだら見る機会のない脚部フレーム。作ってるときはチラリズムとか狙ってたんですが、変形画稿が出来上がってみるとまったく見えなくなっててガッカリという。
あとここだけの話ですが腹に挟まれた胴体中央パーツはうっかり上下逆に装着して複製してしまったので、この写真の位置では間違いです。結構凹みました…

なんというか完成してよかったです。
今年はなんだかんだと仕事チックな作業が続いたのでやっと肩の荷が下りたカンジ。
スクラッチ~複製が2度目ということで、大分出来ることと出来ないことが分かってきました。今回は小スケール+余計なことをしないという縛りがあったのであっさり目ですが、次に何か作るときはバリバリに極細ディティールを入れてやりたいですねー(言うのはタダ)。

というかただいま次のネタを仕込んでる最中ですので、近いうちに大公開できるかと思います。
未熟者ですがこれからもよろしくお願いします。
2006年10月29日(日)

センチネル2ガンダム(1/220) WR編 Vol.4
再始動。
というぐらいお久しぶりです。夏は体が動かないKuWaです。
お待たせしてスイマセンでした。やっとこさS2GWRも佳境へと一気に進めてみましたのでご覧ください。

前回までに用意したパーツを全て仕上げて全パーツの複製を行いました。
あいかわらず複製技術が低いもので抜いた後も手間がかかるのでこの辺どうにかしたいものですが、そんなに数を抜くわけでもないのでいいかなぁ。


一番上が第1ユニットとなるエンジン・股間/肩フレーム・腕の集合体。
中央が第2ユニットとなる機首・胴体・フロントスカートの集合体。
そして下がそれを組み合わせた状態。
ちなみに色が違うのは2種類のレジン(どちらもファインモールドさんのノンキシレンレジン)を使用しているため。

実は機首・胴体を複製する際に誤ってバリアコートを塗らずに2面型を流しち
ゃってシリコンの塊を手に途方に暮れたというのはいい思い出。
強引にはがそうと思えばはがせないものでもないのね(二度とやりたくないけど)。
あと、最近パーティングラインが今一だと思ってたのは、バリアコートの塗りすぎだったってことも分かったのでまあよしとしましょう。


そして第3ユニットである脚部・主翼の集合体を取り付けた完全体。
とはいえ実はふくらはぎと胸インテークがまだないんですが。

脚は左右共通として複製後に胸を斜めに切り落とすことにしました。S2GWRを複製するだけでシリコン1.5kgぐらい使ってるので、そろそろシリコン代が負担に感じてきましたよ。


裏面。
オレの予想ではこんなカンジになってるはずです(笑)
ギリギリと言えばギリギリなんですが割と腕もちゃんと収まってますよ。


そして自分的にちょっとグッとキたアングル。肩口のフレームがチラリズム。
ホントはフロントサイドのアングルもかなりクるのですが、それは次回のお楽しみ。
SF飛行機というかシューティングゲームの自機というか、そういう魅力に溢れたデザインだと思います。ぶっちゃけ超好み。

ここまで来たので次回は完成あるいは完成直前状態でお目にかかりたいと思います。最後までヨロシク。
2006年09月17日(日)

センチネル2ガンダム(1/220) WR編 Vol.3
さて再びS2GWRに戻りますよ。
前回の変形考察を考慮に入れた形で一部変更を入れつつ、パーツを一揃え。
一気に進んだ気分(笑)


胴体は中央部とフンドシ、肩口のフレーム、腕部の追加となりました。
わりと構造的に組みあがっていくのは楽しいのですが、腕をつけると何も見えなくなるので股間フレームを作った意味はなかったですねー。


大幅変更の足。
「やっぱりいるだろ」というわけで、ダムの作成。コレにあわせて膝パッドを切り取って前方に移動させました。
ウソでもフクラハギがないほうがカッコイイかと思ってたんですが、こちらのほうが説得力が出るみたい。


フクラハギはこんなカンジで移動するハズ、の図。ソレらしい形状と位置で一安心。本来発生するはずの隙間もギリギリ隠れそう。


全パーツが付くとこんなカンジ。すり合わせもなくホトンド予定の位置に組みあがったのはなんつーかヨカッタヨカッタ。
為せば成るもんですなぁ。
下の写真は「腕はコレだけ出ちゃいますよ」の図。許容範囲のような出すぎのような微妙なところ。銃というか機首下の脚庫がかなり大きめに描かれていたのでこのくらいならOKのような気がするんですよね。

というわけで、次回は少なくともパーツが揃った状態にはなってると思います。そろそろカラーリングについても考えないと。
2006年06月03日(土)

閑話休題…センチネル2ガンダムの変形考察
しばらくS2G/WRをいじっていたところ、自分なりの変形方法というのが固まってきたので、居ても立ってもいられなくなって変形画稿を描き上げてみました。
それも超メンドい方法で。

というわけで、ここでちょっぴりガッツリ紹介してみたいと思います。
ちなみに画稿は変形パターンを考察することを主眼とし、またかなり忙しい時期に描いたもので、下書きに強引に色をつけた都合上見辛い部分もあるかと思いますが、ご容赦願います。

えーつまり、角度とか気にせんといて、ということです(笑)

・MS/WR全景

変形前後の全体像です。ごらんのとおり必要なパーツしか描いていませんが、どうやらパーツの大きさを変えることなく変形しているようであることはお分かりいただけるでしょうか。
以降主要ユニットの変形詳細説明となります。

・胸部メインユニット

今回の変形パターンでは①をメインユニットと考えデザインしました。一見Z-plus的なパーツ構成ですがパターンは前後逆となっているのがミソです。
a.胸部Iフィールドユニットは全体が上部へ跳ね上がりつつ、Iフィールドは下へと展開(③)
b.背中のカバーは機首ユニットの一部となるべく上方へ移動
c.コアファイター離脱後に脚部は左右に展開、内側に折りたたまれていた整流フィン(②)もあわせて展開
d.フンドシ部はメインユニットを守るように上部へ移動

・胸部左右ユニット

ここも非常に頭を悩ませた部分です。
a.①の軸で腹部が前方に90°回転
b.胸部の白い部分がひねりながら腹部後方(90°回転後は横)に移動
c.青い部分は斜め前方に向かって展開
d.背部のグレーのフレームは③を軸に外側から回り込むように回転しつつ変形後の位置へ移動(変形前後で見えている面は逆になっている)
e.フレームの移動中に肩関節は内側へ180°回転

・脚部ユニット

やはりふくらはぎが最大のポイント。
a.①を軸にふくらはぎが斜め上に移動
b.膝関節が元の位置から少し外れつつ(③)、太腿が展開
c.足首は関節部が後方に移動(②)後、上に引き込まれる

変形方法模索においてもっとも気をつけたことは「1/100程度のサイズで実現可能なシンプルな構造」「フレームは使用せずパーツ単位の移動で実現」でした。
拘りに拘った結果、このMSは見た目の印象以上に変形方法が煮詰められていたのではないか、という感触を持ちました。
正直この構造でも模型で実現するには一部厳しいところがありますが、別冊のZ-plus変形画稿以上に難しい、ということはないと考えています。

1記事で画像4枚制限があるので、下の記事にパーツ展開図を用意してあります。ドンだけ手間だったか、おバカなオレを蔑んでください(笑)
…CGで作れればよかったんですけどネェ。

というわけでご意見、ご感想、別案等お待ちしております。
2006年05月10日(水)

閑話休題…センチネル2ガンダムの変形考察2
・MSモード展開図1


・MSモード展開図2


・WRモード展開図1


・WRモード展開図2
2006年05月09日(火)

センチネル2ガンダム(1/220) WR編 Vol.2
お久しぶりです。しばらくほかの事をしていたKuWaです。
ようやく再開、の前に前回の後進めていた作業をまずは紹介。ということでTOhyaさんに倣って1.5にしようかと思ったぐらいの軽さですがまあごゆっくりどうぞー。


機首を細めに修正したので、胴体幅も詰めました。幅の読み違いは半面しか図面を書かない弊害ですね(よくやるのですが…)。
脚はさらに形状を煮詰め、見えない部分を作り始めた、というところです。


図面から設定画に資料を切り替え、機首部分全体を細く削り込み。ただし先端下側は薄すぎたのでパテを盛ってふっくらさせています。
たぶん後方部分は上下にもう少し薄い方が本来の設定には近くなると思うのですが、イラストの印象ではコレぐらいの方がいいかな、なんて。按配が難しいですね。
見えないところその一というわけで、隠れてしまうのがモッタイナイIフィールド(であろうモノ)を展開してみました。Gクルーザーとの共通点があっていいかなと。


1枚目の写真も合わせて、前回と比べてもらうと違いが分かる、といいなぁ。
より絞り込んで、各パーツをはっきりさせました。コレでこのパーツはほぼ完成。


さて裏側。そろってないのは腕ぐらい(実は肩はもう作ってあります)。
脚部の展開フレームや腹部・胸の位置などオリジナルパターンにて再現しています。といいつつこの時点では暫定版だったのでこれからまた少し変わります。

…というのがネタ振り(笑)
ここで苛烈を極めるS2G変形構造議論に名乗りあげ。既に立体化を展開されているTOhyaさんや、本元BPM180さん相手に真っ向勝負の新パターンをイラストつきで次回解説予定です。

やっぱり立体を手にとって考えると頭回りますねー。というわけでS2GWRともどもよろしくお願いします。
2006年04月15日(土)

センチネル2ガンダム(1/220) WR編 Vol.1
ワイバーンが完結していないというのに、なにをトチ狂ったかイキナリ手を突っ込んでしまったKuWaですよ(笑)

既にBPM180氏によりCGにて完全変形版、また1/144で現在トーヤ氏が立体で変形版をこしらえてるわけですが、ご覧になっている方ならお分かりの通り、S2Gは変形機構や両形態の形などに非常に謎の多い機体です。最たるところでは

「フクラハギはどこへ消えた?」

など、悩みどころが多いんですよね。
というわけで、MS形態よりWR形態の方が好きな自分としてはWRに照準を絞った立体を作ってみようと思ったわけです。
スケールは手軽に作れる1/220でとりあえずWRオンリー。大きな立体はトーヤ氏にお任せなんでお気楽なもんです。

コレクタブルサイズのS2G・WRにどんだけ需要があるかはまったく分かりませんが、非常にキレイなシルエットを持つコイツの魅力を少しでも伝えられたらと思います。


まずは図面。イラストを穴が開くほど見つめ、出来るだけプロポーションを似せる方向で作図しました。ただ変形後のパーツ形状を意識したすり合わせは行っています。
作図時点ではスケールや方針が決まっていなかったため、フクラハギを模索していたりします。またボディ下面のパーツはとりあえず変形しそうに見えるパーツ配置にしているだけで、機構は意識していません。
作図で苦労したのは機首の形状、位置。イラストのボディが歪んでいる(笑)ために側面から見たときのボディとの高さを決めづらかったですね。
最終的にボディ上面を若干前方に向けて傾斜させることでつじつまを合わせています。
ちなみに1/220では全長155mmとして製作しています(同スケールのZ(MS形態時)より一回りほど大きめ、という想定で計算)。


現在の進捗。キャストブロック、プラ板にせっせと図面を貼り付けて一通り形出しを済ませました。
「なんだもうできてんジャン」と思われがちですが、そうでもないんですよ。
出来ているのは見えている部分だけなので、下側はガランドウ。

こう見るとボディの面積が結構あるので、このままでは平面的過ぎますね。


胸+脚部ユニット。複製前提なので胸部はまだ作りこんでいません。
上面はスムーズに後方に流れ、下面は膝ユニットを頂点に後方へ反り上がっていく形状を再現しました。カトキハジメ氏らしいメリハリの付け方だと思います。
キャストブロックからの1パーツ削り出しなのですが、そう感じさせないようワザとパーツごとの厚みを変えて立体感を強調させました。ツライチな方が理にはかなっているのですが、この方がコイツの試作機っぽさも強調できる気がします。
ちなみに膝ユニットはインテークとして処理しています。もう少し深く彫り込んでもいいかな?


ボディは1.5mmのプラ板積層、主翼は1mmプラ板で付け根部分にエバーグリーンの極薄プラ板を貼って厚みを出しています。
機首もキャストブロックからの削りだし。ノーズ上面の微妙な折れ角はクリス・マーフィー作のF1マシン「ロータス107」をホウフツさせるデリケートなもの。下面も微妙なふくらみを持ちながらスラントしていきます。この辺この機体の最大のチャームポイントですね。
まだ大まかな形出しなので、詰めはこれからになります。

というわけで、全体像はつかめてきたので、次アタリでパーツを揃えてしまいたいと思います。
2006年02月06日(月)

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